インデックスファンドとアクティブファンドの違いは? メリット・デメリットを解説

2023.12.21不動産クラウドファンディング

投資信託のインデックスファンドとアクティブファンドの違い

最初に、インデックスファンドとアクティブファンドについて解説します。

インデックスファンド アクティブファンド
運用方針 指数(インデックス)に連動することを目標とする 指数(インデックス)を上回ることを目標とする
銘柄の組み入れ方 指数と同じ構成で組み入れる リサーチや分析から優良銘柄を選定し、組み入れる
コスト アクティブファンドに比べ、低め インデックスファンドに比べ、高め
リターン 指数以上のリターンは期待しにくい 指数以上のリターンが期待できる

投資信託のインデックスファンドとは

インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500のような特定の指標(インデックス)に連動して成果を目指す投資信託です。指標として用いる基準を「ベンチマーク」といいます。インデックスファンドはベンチマークとなる指数が上昇すれば値上がりし、下降すると値下がりします。

代表的なベンチマークには以下のようなものがあります。

  • 日経平均株価
  • TOPIX
  • S&P500
  • MSCIコクサイ・インデックス
  • NOMURA-BPI総合指数

投資信託のアクティブファンドとは

一方、アクティブファンドは、特定の指数を上回る運用成果を目指す投資信託です。ファンドマネージャーという運用の専門家が、市場や企業を独自の方針でリサーチし、銘柄を選定します。アクティブファンドには、ファンドごとに投資方針が定められています。「バリュー投資」と「グロース投資」は、アクティブファンドの投資方針の代表的な考え方です。バリュー投資とグロース投資は、それぞれ以下のような投資手法です。

バリュー投資 投資対象の企業価値に対して株価が割安と判断される銘柄に投資する
グロース投資 市場平均を上回る成長が期待できる銘柄に投資する

一般的にバリュー投資を「割安株投資」、グロース株投資を「成長株投資」と呼びます。

インデックスファンドのメリット・デメリット

ここではインデックスファンドのメリット・デメリットを解説します。

インデックスファンドのメリット

インデックスファンドには、以下のようなメリットがあります。

運用コストが低い

インデックスファンドの投資対象は、ベンチマークとなる指標を構成する銘柄です。ファンドマネージャーの銘柄分析による選定ではなく、ほぼ機械的に決まった銘柄へ投資して市場平均を目指します。そのため運用にかかるコストは低くなります。

運用状況がわかりやすい

インデックスファンドはベンチマークとする指標を目標としているため、市場の状況を追うだけでおおよその運用状況を把握できます。特に投資の知識がなくてもニュースで取り上げられる日経平均株価などをチェックするだけで、自分が購入したファンドの値動きも推測ができます。また、価格が変動した原因もわかりやすく、投資判断がしやすいファンドといえます。

インデックスファンドのデメリット

インデックスファンドのデメリットもチェックしておきましょう。

市場の平均以上のリターンを期待できない

インデックスファンドは指標と連動した運用成果を目指すものであるため、市場平均を大きく上回るリターンは期待できません。個別株式のように短期間で大きな値上がりを狙うのには向きません。

経済変動の影響を受けやすい

市場がリーマン・ショックのような経済変動で暴落する場合、インデックスファンドも大きく値下がりします。市場全体がマイナスのときに、インデックスファンドで値上がりを狙うのは難しいと知っておきましょう。

アクティブファンドのメリット・デメリット

次に、アクティブファンドのメリット・デメリットも見ていきましょう。

アクティブファンドのメリット

アクティブファンドには、以下のようなメリットがあります。

市場の平均以上のリターンを期待できる

アクティブファンドは市場平均を上回るための調査・分析が行われるため、市場が落ち込んでいても高いリターンを得られる可能性があります。市場が落ち込んでいる場合でも値上がりする銘柄を探し出して、投資できるのがアクティブファンドの強みです。

自分の投資目的に合ったテーマの商品を選べる

アクティブファンドは、投資するテーマなどの選択肢が豊富な点もメリットです。たとえばAIやフィンテックのような注目のテーマに沿ったファンドが販売されており、自分の関心のある投資先を選ぶことも可能です。

アクティブファンドのデメリット

アクティブファンドには、以下のようなデメリットもあります。

運用コストが高め

アクティブファンドは運用に人手がかかり、売買もインデックスファンドに比べて頻繁に行われる傾向があります。そのため、インデックスファンドに比べて運用コストは高めになります。

仕組みが複雑でわかりにくい商品がある

アクティブファンドの中には仕組みが複雑で、内容のわかりにくい商品があります。たとえば、通貨選択型のように投資対象資産の価格変動以外に為替差益を狙う商品や、*ブル型・ベア型のようにレバレッジによって高い収益を目指すタイプです。これらの商品は、内容を理解できなければ購入を見送ったほうがよいでしょう。*ブル型は相場上昇時に利益が出るようにファンドを設計する投資手法、ベア型は相場下落時に利益が出るようにファンドを設計する投資手法のことです

必ずインデックスファンドを上回る成果が出るとはかぎらない

アクティブファンドはベンチマークを上回る成果を目指しますが、必ずインデックスファンドを上回る成果を出すとはかぎりません。中には市場平均を大きく下回るアクティブファンドもある点に注意が必要です。インデックスファンドの成績は同じベンチマークであれば、商品ごとの大きな差はありません。しかし、アクティブファンドには大きな差がつくケースもあります。アクティブファンドはファンドごとに特徴が異なる点を理解しておきましょう。

インデックスとアクティブ、どちらを選ぶべきか?

インデックスファンドとアクティブファンドに、優劣はありません。ただし、アクティブファンドはファンドごとの優劣の差が大きい傾向があります。特に優秀で魅力的なアクティブファンドには積極的に投資し、自分の投資対象に魅力的なアクティブファンドがなければインデックスファンドに投資する、なども一つの方法です。

インデックスファンドが向いている人

インデックスファンドは、以下のような人に適しています。

  • 投資に手間やコストをかけたくない
  • わかりやすくシンプルな投資がしたい
  • 投資先に特にこだわりはない

たとえば、投資の初心者で投資先に大きなこだわりはなく、とりあえず手間をかけずに投資したい人にはインデックスファンドが適しています。また、投資対象や地域を分散したい場合、国内外の株式や債券の複数のインデックスファンドを持つと、世界中の資産に分散投資できます。

アクティブファンドが向いている人

一方、アクティブファンドが適しているのは、以下のような人です。

  • 好みに合うファンドを見つけて投資したい
  • 市場平均以上の成果を狙いたい
  • こだわりのあるテーマに投資したい

ある程度投資に慣れてきた人には、インデックスファンドの投資が退屈で物足りなく感じるかもしれません。より大きな利益を狙いたい、もしくは自分のこだわりのテーマに投資していきたい、という人はアクティブファンドで投資するとよいでしょう。また、長年にわたる好成績や独自の投資哲学から、固定ファンのいるアクティブファンドもあります。そのようなファンドへの投資は、投資を楽しみながら長く続けることにつながるでしょう。

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