不動産ファンドとは?種類や投資するメリットについて紹介
2022.09.08不動産クラウドファンディング不動産投資をお考えの方で、不動産ファンドについて気になっている方も少なくありません。
本記事では、不動産ファンドとは何なのか、どんな種類があるのか、また、そのメリットなどについて、ご紹介します。
不動産ファンドとは
複数の投資家から資金を集め、その資金を基にした投資により得た収益を投資家に分配する投資商品のことを「ファンド」と言います。
その中でも、投資対象が不動産である場合、「不動産ファンド」と呼ばれます。
不動産ファンドの種類
不動産ファンドは、大きく分けて以下の「①不動産特定共同事業」と「②不動産投資信託」があります。
①不動産特定共同事業
「不動産特定共同事業法」に基づき運用される投資商品です。
投資する期間や物件が決められているため、投資を開始する前に大まかな利益を把握しておきやすいという利点があります。
不動産特定共同事業は、さらに以下の3つに分かれています。
①-1賃貸借型
複数の投資家が共同で購入した不動産を不動産特定共同事業者に貸出し、不動産特定共同事業者から賃貸収入の分配を受ける方式の不動産特定共同事業です。
①-2任意組合型
投資家と不動産特定共同事業者との間で締結した任意組合契約に基づいて行う不動産特定共同事業です。
投資家が組合員として出資し、共同で事業を行う仕組みですが、組合員は不動産特定共同事業者を業務執行者として選出し、不動産特定共同事業者が実際の物件管理・資金管理等を行い、収益をもとに組合員へ分配金を支払います。
①-3匿名組合型
投資家と不動産特定共同事業者との間で締結した匿名組合契約に基づいて行う不動産特定共同事業です。
投資家が事業者の事業のために出資し、事業者が事業から得た利益を投資家に分配する仕組みです。
②不動産投資信託(REIT)
「投資信託及び投資法人に関する法律」に基づいて運用される投資商品が、「不動産投資信託(REIT)」です。
投資法人が発行する投資口を投資家が取得し、その配当収入を利益として得ることができます。
不動産特定共同事業とは異なり、投資期間の定めはありません。
不動産投資信託(REIT)は、大きく以下の2つに分かれます。
②-1私募REIT
証券取引所に上場されておらず一部の投資家だけに販売されている不動産投資信託が、「私募REIT」です。
機関投資家向けに組成されることが多く、一般投資家が目にすることはほぼありません。
②-2公募REIT
私募REITとは異なり、証券取引所に上場されている不動産投資信託です。
上場されているため、証券会社や銀行などから誰でも購入することができます。
比較的少額から投資をすることができ、好きなタイミングで売却できるという特徴があります。
不動産ファンド投資のメリット
不動産ファンド投資には、以下のようなメリットがあります。
比較的少額で始めることができる
種類にもよりますが、他の不動産投資と比較すると少額から投資を始めることができるのが、不動産ファンド投資のメリットです。
不動産を実際に購入しようとすると高額の購入資金や費用が必要になることが多いですが、不動産ファンド投資の場合は、多くの投資家でその資金を分散することができるため、少額から投資を始めることができるのです。
分散投資をすることができる
不動産ファンド投資では複数物件に投資をすることもできます。
1つの不動産にのみ投資をした場合、暴落などにより大きな損失を被ることがあります。
分散投資をしておくことで、そのリスクを防ぐことができます。
おわりに
本記事では、不動産ファンド投資の種類やメリットについて、ご説明しました。
不動産ファンド投資にはさまざまな種類やメリットがあります。
資産運用をする際には、こちらの記事も参考にしながら、ぜひとも不動産ファンド投資をご検討ください。
TECROWD運営事務局
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