不動産クラウドファンディングの募集方式|先着式と抽選式について
2022.10.24不動産クラウドファンディング不動産クラウドファンディングの募集方式には、先着式と抽選式の二つがあります。
本記事では、その詳細について解説します。
先着式とは
先着式とは、物件に対する募集金額の上限に達するまで投資家を先着順に受け付ける募集方式で、募集金額の上限に達した時点で、募集が締め切られます。
先着式の特徴
ファンドの募集開始日、時刻が決められており、そのタイミングで一斉に受け付けがスタートします。
人気のあるファンドは、例えると人気アーティストのチケットサイトのように、アクセスが一気に集中し、サーバーの反応が遅くなったり、募集開始後間もないタイミングで全額募集完了となることもあるようです。
当然、事業者側もサーバーを強化したり、ファンドのリリースペースを上げたりボリュームを大きくしたりといった努力はしていますが、限界もあり、投資を希望する全ての投資家が投資できないこともあるのが実情です。
抽選式とは
抽選式とは、一定期間投資の申し込みを受け付け、申し込み期間が終了した後に抽選を行い、当選した投資家だけが投資できる方式です。
人気が高いファンドは応募も多く、当選率が低くなります。
抽選式の特徴
抽選式は一定期間の投資申し込み期間を設けることが一般的なため、少なくとも「抽選に当たれば投資できる」というチャンスを得ることはできます。
ただし、非常に人気の高いファンドは、倍率が数十倍になるファンドもあり、何度申し込んでも当たらないということもままあるようです。
粘り強く、申し込みを続けるしかありません。
先着式と抽選式の選び方
先着式のみを採用しているクラウドファンディング事業者、抽選式のみを採用しているクラウドファンディング事業者、先着式と抽選式の両方を併用しているクラウドファンディング事業者、様々な事業者が存在します。人気のあるファンドは、先着式抽選式を問わず、投資実行まで至ることのできないこともあるようですが、自らの資産運用のポートフォリオ、運用期間、等々に照らし合わせながら、ご縁のあるクラウドファンディングに出会えることを筆者としても願っています。
おわりに
本記事では、不動産クラウドファンディングの募集方式である先着式と抽選式について解説しました。
先着式は応募を完了した順に投資を行うことができる方式で、抽選式は募集期間内に申し込んだ投資家の中から抽選で公平に選び出す方式です。
クラウドファンディング事業者により、または同じクラウドファンディング事業者もリリースするファンドにより、採用している方式が異なりますので、興味を持ったファンドがあれば、その募集形式も考慮しながら、投資を検討してみたらいかがでしょうか。資産運用の有効な手段の一つにしていただけたらと思います。
TECROWD運営事務局
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