投資信託の募集形式と不動産クラウドファンディング|オープンエンド型とクローズドエンド型について
2022.10.24不動産クラウドファンディング
有力な投資商品の一つである投資信託の募集形式には、オープンエンド型とクローズドエンド型の二種類があります。
本記事では、投資信託の募集形式であるオープンエンド型とクローズドエンド型についてご説明します。
オープンエンド型とは?
オープンエンド型の投資信託とは、いつでも解約(換金)が可能な投資信託のことです。国内の投資信託の多くはオープンエンド型を採用しています。換金価格は、毎営業日に確定される基準価格(純資産価格)となります。
オープンエンド型の特徴
オープンエンド型の投資信託いつでも解約、換金ができることが最大の特徴です。
ただし、いつでも解約可能ではありますが、解約から着金までに数営業日かかることもあります。解約即現金化という訳ではないので、注意が必要です。
クローズドエンド型とは?

クローズドエンド型の投資信託は、運用期間の中途解約ができない募集形式を指します。
クローズドエンド型の特徴
国内の投資信託の多くはオープンエンド型であり、クローズドエンド型はJ-REITなどの投資法人に見られるタイプです。
投資法人側は解約を認めていないため、投資家が換金を希望する場合は、証券取引所を通じて売却することとなります(上場投資信託の場合)。よって、換金価格は市場に左右されることとなります。
不動産クラウドファンディングにおけるオープンエンド型とクローズドエンド型

不動産クラウドファンディングは圧倒的にクローズドエンド型が多く、オープンエンド型は数えるほどしかありません。また、上場されていないため、証券取引所等で売却することもできません。
ただ、特定の不動産を対象として、不動産クラウドファンディングが組成されるため、対象物件が特定できる、運用期間やリターンも事前に予測しやすい、等のメリットもあります。
おわりに
オープンエンド型が多く、クローズドエンド型でも証券取引所等で売却できるものも多い投資信託に対して、不動産クラウドファンディングはほとんどがクローズドエンド型かつ実質的に期中での換金は不可能と言えます。
ただ、不動産クラウドファンディングには、投資信託に比べると利回りが高い傾向があり、投資する対象不動産が特定されている、等のメリットも多いため、求める利回り、運用期間等に照らし合わせて、投資信託、不動産クラウドファンディングのいずれかに投資するか決めるようにしましょう。
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