SALLOWさん

クラファン投資家&ブロガー

vol.1 プロのクラファン投資家が語る、TECROWDの魅力

氷河期世代の元会社員、現ブロガー&クラウドファンディング投資家。

目次

    (TECRA・中島) ご経歴を教えていただけますか?

    (SALLOWさん) もともと会社員でした。金融業界とは全く関係なく、製造業に携わっていました。製造業の中でも、何でも屋といえば何でも屋なんですが、ものづくりの技術系の仕事から始めました。

    (TECRA・中島) 2021年に退職されたそうで、会社員時代から投資を始められていたということですね。

    (SALLOWさん) 最初は何でも手を出していました。株式、投資信託やFXを試しましたが、様々な失敗を経験しました。

    不動産クラファンを始めたきっかけ

    (TECRA・中島) 投資を始めようと思ったきっかけを教えてください。

    (SALLOWさん) 貯金が一定額に達したので、資産運用を始めることにしました。当時はインターネット環境も限られており、現在のようにインデックス投資や米国株式についての情報を簡単に入手することができなかったので、手探りで投資を始めるしかありませんでした。ぶっつけでいくしかないんですよ笑

    (TECRA・中島) 具体的にはどういったものに投資されていたのでしょうか?

    (SALLOWさん) 日本株式や投資信託ですね。ようやくネット証券がぐっと伸びてきたところじゃないですか。 多分あの当時米国株とか触ってる人はほとんどいないんじゃないですかね。

    (TECRA・中島) 最初に投資を始められた時、貯金額はどれくらいだったんですか?

    (SALLOWさん) 1,000万円に届いていないくらいです。1,000万円が見えてきたくらいから、ちょっと運用しないとまずいかな、みたいな感じで。貯めていてもしゃあないなぁっていう。

    (TECRA・中島) 不動産クラファンディング自体を知ったきっかけは何だったのでしょうか?

    (SALLOWさん) 元々ソーシャルレンディングをやっていたので、不動産クラファンが始まった2018年には、アンテナが張られている状態でした。当時はソーシャルレンディングを6年ほどやっていたので、こんなの始まったんだ、じゃあやってみようか、という感じでした。融資型の経験があったため、参入のハードルは低かったです。 (※ソーシャルレンディング(融資型):資金需要者と投資家をつなぐプラットフォーマーを介して、投資家が、融資による金利収入を得る仕組みのクラウドファンディング)

    (TECRA・中島) 不動産クラウドファンディングの魅力はなんですか?

    (SALLOWさん) クラウドファンディング全般に言えることですが、値動きがないことが魅力です。過去、株式投資で大きく利益を得ることができたのですが、その時に精神的に疲れてしまいました。損して疲れたら退場ですが、儲かって疲れたので、向いてないなぁと。値動きのない投資が自分に合っていると気づき、融資型クラウドファンディング・不動産クラウドファンディングにシフトしました。

    (TECRA・中島) いつでも売買できる株式投資のような流動性の高い投資手法と比べ、不動産クラウドファンディングは一定運用期間がありますが、運用期間の長短はあまり気にされていませんか?

    (SALLOWさん) 現在私の投資している商品は、全体の加重平均で1年未満の運用期間です。1億円を平均1年で回していると毎月800万くらい償還されるんで、そうするともう少し長くていいなと思ってます。 個別ファンドで短い長いはあまり考えていなくて、「全体で見ている」が正しいです。

    (TECRA・中島) TECROWDには早期から登録いただいていますが、会員登録前に会社やサービスについてお調べになりましたか?

    (SALLOWさん) 調べますが、労力はかかりませんでした。融資型で何社も経験があったので、それと同じような基準を適用して会社を評価できました。

    (TECRA・中島) 会社を評価する基準はありますか?

    (SALLOWさん) 会社を調べて、過去の処分歴や、代表者名、転職市場における評判、不動産業者であれば顧客の評判などを確認し、メディア情報も参考にします。

    TECROWDの魅力

    (TECRA・中島) テクラウドにご登録いただいたときの印象は覚えていらっしゃいますか?

    (SALLOWさん) 海外の不動産もあって、リスクはあるにしても面白そうだなぁから始まって。インベスコアが正式に参入してきて(提携して)、投資を本格化させました。 結局、最後は資金なので。インベスコアとの関係性みたいなところも投資を加速させた理由にはなります。今、海外投資って(不動産クラファンで)ほとんどやっていない上、やっていてもガバナンスの問題があります。海外投資はガバナンスが重要です。テクラウドはノウハウがあるため、ガバナンスが効いていることが期待でき、海外不動産は分散投資先として貴重で有用だと感じています。 あと、グループホームは他社さんがあまりやっていないので、投資対象不動産の分散もできています。 (※インベスコア(InvesCore Financial Group):当社と長くパートナーシップ関係にある、中央アジアを主な事業領域とした金融・不動産企業グループ)

    (TECRA・中島) 最初は面白い投資が出てきたなという印象だったと思いますが、償還されたときは安心されましたか?

    (SALLOWさん) はい、初回の償還は圧倒的に重要なので。

    (TECRA・中島) テクラウドについてはどんなイメージですか?

    (SALLOWさん) 対象不動産の分散が利くイメージです。他が扱っていないので。海外もそうですし、グループホームやデータセンターなど。そうなると優先度が高くなるので、マイルール(「一事業者1,000万円」&「一案件100万円」)のほぼ限界値まで投資していますね。

    (TECRA・中島) 対象不動産の分散と利回りの高さとでは、優劣はございますか?

    (SALLOWさん) パーセンテージ的に一定以上であれば同列かなと思います。いくら分散できたとしても、3%、4%であればやらないと思います。分散出来て5、6%とかそれ以上であれば投資します。

    SALLOWさんのポートフォリオ

    (TECRA・中島) この中(下表参照)でアクティブに資金を動かしているサービスは何社くらいありますか?

    (SALLOWさん) 半分以上はアクティブに運用していて、エクセルで管理しています。

    (TECRA・中島) これだけの数を管理されているのはすごいですね。

    (SALLOWさん) 少しは少なくなったかもしれません笑

    (TECRA・中島) 現在株式や投資信託もポートフォリオの中には入っているのでしょうか?

    (SALLOWさん) 入っていないです。現在は、クラウドファンディング(ソシャレンと不動産クラファン)とロボプロ(AI投資)ですね。たまに石油とか金とか触って遊んでますけど笑。投資資金の95%がクラウドファンディングですね。

    (TECRA・中島) 投資家の立場で考えたときに、お気に入りのサービスはありますか?

    (SALLOWさん) Xでつながっているところはよく投資します。Xは双方向のコミュニケーションができるSNSですが、炎上する可能性があるので、本来リスクを取らずに使うならお知らせにとどめておくのが一番いいんです。そうせずに中の人が見える運用をしているというのは、リスクをとってでも投資家とコミュニケーションとろうとしているっていうところで、ある種の誠実さを感じ評価しています。

    (TECRA・中島) クラウドファンディング事業者はどうやって選んでいますか?

    (SALLOWさん) 会社情報を一通り調べて、変なことをしていなければ選ぶ対象になります。また、事業者さんがすごく増えているので、たとえばXでつながったり等、何らかのご縁があった場合です。そうじゃないと100以上あるので、どうしようもないです笑。新しく取引を始める場合はそうしています。

    ファンド選びのマイルール

    (TECRA・中島) ファンドを選ぶ際には、先ほどおっしゃっていた分散を心がけていますか?

    (SALLOWさん) ほっとくと都心のレジデンスに全部たまるので。そこは何パーセントというルールはなく、都心のレジデンスに偏らないようにしようね、という感じで分散投資を心がけています。

    (TECRA・中島) 都心のレジデンス案件は確かに業界全体的に多いですね。

    (SALLOWさん) 最近思うのは、都心レジデンスに投資するなら、不動産のセキュリティトークンでもいいかなと思います。不動産の桁が違うので。 (※セキュリティトークン:ブロックチェーンの技術を用いてデジタル化された証券のこと) 普通に不動産投資を始めて一発大きな勝負するのであれば、いきなり中古戸建てのような危険なところ飛び込んでいく必要はないと思いますが、逆に言えば都心のレジデンスはパーセンテージ(利率)が取れないです。不特法型ファンドの強みは分散投資できることです。劣後出資で事業者側に1番最初に負担を押し付けることができる利得があるので、都心のレジデンスにこだわる必要はないです。クラファンは自分の管理が追い付く限り何案件でも投資できるので、だからこそ(都心レジデンスのような)鉄板だけでは面白くないし、利率も狙えない。通常不動産でいう、「鉄板以外をやったら大変なことになるよ」っていうのでは不特法型ファンドでは当てはまらないと思ってるんですよ。 (※不特法:不動産特定共同事業法。TECROWDもこの法律に則って提供している不動産クラウドファンディングです。) (※劣後出資:不動産の売却時などに価格が下落した場合、優先出資者よりも先に損失を負担することで、優先出資者の元本を保護する役割を持つ出資形態。)

    (TECRA・中島) 小口投資なので、経験や知識の浅い初心者でも始めやすいですね。

    (SALLOWさん) 不動産投資の一種ではありますけど、ちょっと性質が違いますよね。

    (TECRA・中島) 不動産クラファンは独自のカテゴリーかもしれませんね。

    (SALLOWさん) 私は不特法型ファンドは間接投資の小口不動産投資だと考えています。

    (TECRA・中島) 最後に、対象不動産を分散したいのはなぜでしょうか?

    (SALLOWさん) 「その方が投資していて楽しいから」という理由が一番です。もちろん、不動産の用途的・立地的リスクを分散するという意図もあります。投資に楽しみを求める理由は2つあり、1つ目はメディアとして幅広く商品を紹介したいという立場やマイルール(一事業者に集中投資しない)という観点があります。2つ目はもっと根本的な理由で、「その方が投資を長く続けられるから」。良い投資はつまらないものだという意見をお持ちの方もいますが、つまらない投資を延々と続けられるほど一般人は強く無いと思っています。小口分散+劣後出資を良いことに色々な不動産に手を出して楽しみを求めていってもいいクラファンにおいては、面白そうな不動産に幅広く手を出して楽しむことは、投資を長く続けていく上で重要なのではないかと。

    (TECRA・中島) 確かに株式投資(個別銘柄)などに比べて、不動産クラウドファンディングは安定していますが、物件の種類等を気にせず、利回りだけを追求する投資方法だと長続きはしないかもしれませんね。

    (SALLOWさん) オタク過ぎて一般的な考えとは違うかもしれません笑。ただクラファンをある程度ガチろう(本気でやろう)とすると、どうしても複数事業者に分散投資をすることになり煩雑さが増えますし、そもそも税制が雑所得ということで避けられがちです。そういったハードルを乗り越えても投資を続けようとしている投資家は、やはりどこかで楽しさを感じているのではないでしょうか。もちろんリターンが最優先であることに違いはありませんが。

    まとめ

    不動産クラファンを始めたきっかけ

    貯金額が1,000万円に近づき、資産運用を本格化したのがきっかけで投資を始めた。株式や投資信託で資産を増やしたが、値動きによる精神的負担から、ソーシャルレンディングに移行。その流れで不動産クラファンにも参入した。

    TECROWDの魅力

    海外不動産を扱っており、分散投資先として有用。また海外投資のガバナンス面も安心できる。他社が手掛けないグループホームやデータセンターなども魅力。対象不動産の種類が豊富なため、投資の優先度が自然と高くなった。

    SALLOWさんのポートフォリオ

    投資資金の95%をクラウドファンディング(不動産+ソシャレン)に投資している。50社以上の事業者に投資し、そのうち半分をアクティブに運用。「メディア運営者」として幅広く投資し、情報発信に活用している。

    ファンド選びのマイルール

    都心のレジデンスに偏らず、用途や立地を分散している。不動産クラファンならではの小口投資の特性を活かし、多様な物件に投資。長く続けるため、リターンだけでなく楽しさも重視している。

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