一部報道にて、カザフスタンから原油を運ぶ際に使用されるパイプラインが悪天候により損傷し、原油輸出が停滞しているとの報道がございました。
同報道を受け、当社の組成するカザフスタンの不動産を対象とするファンドへの影響につき、ご質問を頂戴しておりますので、同報道に対する当社の見解につき、ご報告いたします。
同報道の内容について、当社として真偽のほどは確認しておりませんが、事実である可能性は高いと認識しております。
ただ、今般の状況は、ロシア・ウクライナ情勢に起因するものではなく、あくまでも天候によるものであり、一時的に原油輸出に影響が出る可能性はあるものの、いずれ回復するものであり、影響は限定的であると考えております。
カザフスタン産の原油は、世界で相応のシェアを占めており、原油価格の上昇を招く等の影響が出る可能性はありますが、カザフスタンの経済情勢は、同国内で外資企業が原油採掘を行う際に徴収するロイヤリティーの一部をプールした巨額の「国家石油基金」等を背景に、極めて安定しており、同報道の事象により国家収支や財政の面で危機に陥る可能性は非常に低いと判断しております。
当社の組成するファンドは、カザフスタンの旺盛な住宅需要やオフィス需要を背景に、同国内の良好な立地の不動産を対象としておりますが、上述のとおり、同国の経済情勢の急変は想定しづらく、同報道の事象が当社ファンドに与える影響も限定的であると考えております。
ただ、ロシア・ウクライナ情勢は、予断を許さない状況であることには変わらず、今後、カザフスタンの経済情勢や当社の運営するファンドに影響が出ることを完全に排除することはできないのも事実であるため、今後の動向に注視は続けてまいりますし、投資家の皆様にご報告すべきことが認められた際には、適宜情報発信を行ってまいります。
以上、投資家の皆様には、引き続きTECROWDをご愛顧いただきますよう、お願い申し上げます。