お客様各位
平素よりTECROWDをご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。
TECROWD80号ファンド「Osaka City Data Center」は2025年5月1日の運用開始後、マスターリース会社およびデータセンターのオペレーション会社と、データセンターの仕様等につき、検討を重ねてまいりました。
本データセンターの設計・コンセプト等、本ファンドに関する追加情報を以下のとおりお知らせします。
<データセンターの設計>
本データセンターは、UnsungFieldsとTenstorrent Inc.の協業により設計されており、Tenstorrentの最新AIサーバ「Galaxy™ Wormhole」の性能を最大限に引き出すよう最適化されています。
電力効率、冷却性能、帯域設計など、AI推論・生成ワークロードに求められる高密度かつ高効率な運用を実現する構成で設計・構築を進めています。
【Tenstorrent Inc.について】
Tenstorrent Inc.
本社:米国
CEO:ジム・ケラー
URL:https://tenstorrent.com
Tenstorrentは、AIのためのコンピュータを構築する次世代コンピューティングカンパニーです。
米国の西海岸に本社を置き、米国ではテキサス州オースティンとシリコンバレーのサンタクララに、グローバルではベオグラードとバンガロールや東京などにオフィスを構えます。
コンピュータ・アーキテクチャ、ASIC設計、先進システム、ニューラルネットワークコンパイラの分野の専門家を集め、Hyundai Motor Group、Samsung Catalyst Fund、Fidelity Ventures、Eclipse Ventures、Real Venturesといった世界的大手企業から出資を受けています。
また、日本の大手半導体メーカーRapidus株式会社との間で2nmプロセス半導体の製造に関する協業を進めており、先端半導体分野における日米連携の象徴的企業として、今後の日本市場における展開にも注目が集まっています。
同社CEOのジム・ケラー氏は、Apple、AMD、Tesla、Intelなどで数々のプロセッサ設計を手掛けてきた、業界を代表するアーキテクトの一人であり、Tenstorrentはその技術的ビジョンのもと、AIインフラの進化を牽引しています。
<本データセンターのコンセプトについて>
UnsungFieldsは、2025年3月に次世代AIコンピューティング企業であるTenstorrent Inc.と戦略的技術提携を締結し、共同でAIクラウドプラットフォームの構築に取り組んでいます。
本データセンターは、その提携に基づいて設計された国内初の拠点であり、TenstorrentのGalaxy™ Wormholeサーバーを含む先進的なAIワークロードに最適化されたインフラ構成となっています。
本施設は、都市近郊に設置された中小規模の分散型データセンターであり、従来のハイパースケール型と比較して、柔軟性・迅速な展開・電力効率に優れた特性を有します。
このような分散構成により、AI推論や生成系処理など、低レイテンシかつ高可用性が求められるユースケースへの対応力を高めています。
また、Tenstorrentの提供するAI推論専用プロセッサ(NPU)は、従来のGPUやCPUとは異なり、AIワークロードに特化したアーキテクチャを持ち、高い電力効率と演算性能を両立しています。
これにより、クラウドインフラの運用コストの抑制と、持続可能なAIシステムの構築が可能になります。
<各種報道>
Unsung Fields、Tenstorrent、両社の手がけるデータセンター等については、以下報道をご参照ください。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC03BYD0T00C25A3000000/
https://unsungfields.co.jp/ja/news/20250418
https://unsungfields.co.jp/news
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