TECROWD 特別プロジェクト
ウクライナ復興住宅支援プロジェクト第二回
目標金額 6,000,000円
本プロジェクトは目標金額の達成の有無にかかわらず、全額を寄付いたします(All in方式)
本プロジェクトへは、TECROWDの会員でない方もご参加可能です
受付期間
2022/11/01〜2023/01/08- 概要
- 現地メディア
取材・コメント
はじめに
ご存じのとおり、残念ながら、ウクライナ危機はいまだ収束の見通しが立っていない状況であると言わざるをえません。
10月10日には首都キーウなど複数の都市に対しロシア軍がミサイル攻撃を行う等、ロシアの侵攻による被害は拡大を続けており、国内各地で民間人を含む多くの死傷者や国内避難民が発生しています。これからの冬の到来に備え、住宅・暖かい衣類・食料等の支援の必要性が高まっている状態です。10月の現地の最低気温は4°前後、11月からは氷点下になる日も多いなど、本格的な冬がすぐそこまで近づいており、支援も急ぎ行う必要があります。
ウクライナとTECRA株式会社の関係
TECROWDを運営するTECRA株式会社は、モンゴルやカザフスタンといった中央アジア諸国で事業を行っておりますが、過去にはウクライナの首都キーウ市中心部近くに所在する高級アパートメント『Alʹpiysʹkyy 10』内装施工を手がけ、2021年に竣工を迎えました(詳細はこちら)。
当時のお取引先の役員やスタッフの中には、今回の事態を受け、キーウに残り、現在ボランティア活動に従事している方もおられます。
当社は、現在はウクライナ国内の案件には携わっておりませんが、このような背景もあり、ウクライナ復興に貢献していきたいと考えておりました。
2022年4月には、第一回目の寄付プロジェクトとして緊急支援ならびに仮設住宅建築支援プロジェクトを行い、在日ウクライナ大使館へ寄付金の贈呈およびウクライナ現地で仮設住宅を建設・寄付いたしました。これらに対し、ウクライナ大使や入居者から感謝の声をいただいております。
同プロジェクトを行う中で、現在のウクライナでは復興住宅のニーズは極めて高いものの、住宅建築に関する人的・物的リソースが圧倒的に足りないという現実を目の当たりにしました。また、現地チェルニフツィ州の州評議会(日本の県議会に相当)からも復興住宅建築の強い要望が寄せられたこともあり、今回、二回目の寄付型のクラウドファンディングをリリースすることとなりました。
第一回目の寄付プロジェクトの概要
第一回目のプロジェクトでは、403名という多くの皆様から合計11,152,000円の寄付をいただき、その全額を人道危機支援金としてウクライナ大使館へ寄付させていただきました。また、お寄せいただいた寄付金の66%相当額を当社グループから別途拠出し、ウクライナチェルニフツィ州にて2棟の復興住宅を建築し、寄付させていただきました。
第一回プロジェクトURLはこちら
第一回目の寄付プロジェクト 入居者の方のお声
- ユジヴァク夫妻
「私たちはミコラーイウ地方のペルヴォマイスケ村出身のユジヴァクの家族です。ロシアによる砲撃の結果、私たちの家は完全に破壊されました。私たちは、安全で良好な状態で生活する機会を与えてくれた日本の友人と慈善基金に感謝します。あなた方の助けは信じられないほど重要です。」
- ガリーナ親子
「私たちはザポリージャ地方のオリヒウ市からの移民です。2月24日まで、私たちは普通の生活を送っていました。しかし、私たちの生活は一変しました。街が絶え間なく砲撃を受け、すべての通信や幼稚園が破壊されました。娘が1年生として通うはずだった学校も破壊され、私は家を出なければなりませんでした。さらに5月2日、別の悲劇が起こりました。子どもの父親はハリコフ地方で兵役中に死亡しました。私たちはチェルニフツィで多くの親切な人に出会いました。仮設住宅に住む機会や絵のプレゼントをありがとう!私たちは信じられないほど幸せです!どうもありがとうございます!」
復興住宅の概要
- ①延床面積約25㎡というコンパクトな設計でありながら、水道・通信・空調等のインフラが完備、必要な家具も一通り揃っており、入居後すぐに生活を始めることが可能。
- ②事前に工場でパーツを加工・完成させ、現場ではそれらを組み立てて完成させることで、着工から入居開始までを2週間前後に圧縮できるパネル構造を採用。厳冬期前に完成させることが可能。
- ③トレーラーに載せて移動させることが可能。紛争終了後、トレーラーで故郷に移設できる(希望があれば買取も可能)
寄付金の使途
寄付された資金はチェルニフツィ州にて建築する2棟の復興住宅の建築資金に充てられます。
チェルニフツィ州地方評議会との協力体制
第一回プロジェクトで建築した復興住宅の建設用地を提供いただいたチェルニフツィ州地方評議会と、現在のウクライナの現状、被害状況、今後必要な支援、復興施策、等々について対談を行いました(詳細はこちら)。
第二回プロジェクトにおいても、全面的にサポートするとのお言葉を頂戴しております。
最後に
TECROWDを運営するTECRA株式会社は、右のようなミッションを掲げています。このミッションには世界にある経済格差をはじめとした不均衡に対して、建設・不動産・金融などの専門的な技術を通じて新興国の方々の暮らしを向上させる”機会”を作り不均衡を無くしていきたい。またその活動を自分達だけでなく、様々な日本のステークホルダーと共に行うことで”他者貢献の幸せ”を分かち合いたいという当社の想いが込められています。
ウクライナ国内で被害にあわれたり、近隣諸国への避難を余儀なくされたりするなど、様々な困難に直面している方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早く平穏な日々が戻ることを心から願っています。
留意事項
- 寄付は、復興住宅建築のために行われる予定です。状況に応じて、受取人を追加したり、受付期間を延長したりする場合があります。
- お支払いの手続きが完了すると、内容をキャンセルまたは変更することはできません。
- 決済方法はお振込のみになります。お振込先の口座情報は、お申込みいただいた方にメールにてお伝えします。通常の不動産投資型クラウドファンディングとは、お振込先が異なりますのでご注意ください。
- 本プロジェクトへのご参加は、TECROWDの会員でない方もご参加可能です。お申込み時に、当サイト利用規約に同意いただく必要がございます。
- このサービスは税額控除の対象ではなく、税額控除の領収書は発行されません。また、お客様は寄付先を指定することはできません。
- 上に表示されている、現在までの募金総額は概算です。
- 当社がシステムのメンテナンスなどが必要であると判断した場合、本サービスは予告なく変更、停止、終了する場合があります。
現地メディアからの取材
第一回のプロジェクトに際し、多くの現地メディアからも取材いただいております。その一部を抜粋してご紹介いたします。
(板野)私は過去キーウにて過去5年間、主に住宅建設の事業を行なってきました。今回の寄付をきっかけに、私たちは多くの復興住宅を建設したいと考えています。そのためには、地元自治体や住民による支援が非常に重要だと考えています。
また私自身、ウクライナが大好きで、その支援に貢献できることをうれしく思います。本プロジェクトに加え、ウクライナの子供たちをを特に文化面支援する取り組みも継続して行っていきたいと考えています。第一回目のプロジェクトの際には、日本の児童たちの絵をウクライナの子どもたちに届けました。喜んでくれている様子がとても嬉しかったです。
(小濱)ご存知のように、日本では福島県で大きな災害があり、私もその被災者のうちの1人です。このような被害が発生した場合、復旧は迅速に行われる必要があることを身に染みて感じておりました。今回の話をいただいた際に、自身の経験が生かせると思い、とにかくスピード重視でこのプロジェクトを引き受けました。
(イゴール氏)TECRA株式会社とは、高級アパートメント『Alʹpiysʹkyy 10』の施工時に、許認可申請などプロジェクトマネージャーとして関わりました。キーウにロシア軍が侵攻した際は、軍病院から市民への医薬品輸送を行い、食料品や生活必需品を調達しキーウ北東部など甚大な被害を被った場所での提供活動を無償ボランティアとして行いました。復興住宅建築プロジェクトには現場監督として携わり、入居者の方に喜んでいただくことができました。まだ被害は続いていますが、冬が来る前に、安全に新しい住まいを手に入れられるような場所を作りたいと考えています。
ほか現地メディア記事は以下のとおりです(一部抜粋)。
復興住宅建設直後のニュース記事 (https://www.ukrinform.ua/)
復興住宅入居開始後、視察日当日現場でのニュース記事 (https://podrobnosti.ua/)
チェルニフツィ州評議会での会談ニュース記事 (https://www.ukrinform.ua/)
TECROWD運営事務局からのメッセージ
前回、2022年4月から5月に行いました、支援プロジェクトにあたりましては、多くのみなさまからご支援をいただき、改めて感謝申し上げます。前回のプロジェクトから約半年が経とうとしていますが、ロシア・ウクライナ情勢はいまだ混迷を極めており、いつ落ち着くのか先が見通せない現状に、深く心を痛めています。今回、様々なご縁から第二回目のプロジェクトを行うこととなりました。是非、多くのご支援を頂戴し、可能な限り早く復興住宅の建築に着工できたらと思っています。そして、早く情勢が落ち着いて、本格的な復興の一助となるようなプロジェクトを開始したい、と強く考えています。みなさまにご協力をお願いすると同時に、一日も早く日常を取り戻せることをお祈り申し上げます。
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